今年度、コミュニティ助成(宝くじ普及)事業が三宅区にあたり、万灯祭に関わる様々な物品を購入することができました。そのことにより三宅のかねてからの課題の解決につながりましたが、根本的な課題解決には至っていません。しかし、根本的な課題解決とは何でしょうか。それは、少子高齢化、人口減少に伴い「万灯祭の継続」と「区民の負担の軽減」です。万灯祭は、江戸時代から今日まで継続してきた祭りなのです。きっと道は開ける。少子高齢化、人口減少を前向きに捉え未来を拓いていきたいと考えます。
コミュニティ助成を得ることが、三宅区には大きなチャンスとなりました。様々備品を整備することができ、万灯祭以外でも活用を図っています。
以下、コミュニティ助成事業概略の説明です。
万灯祭は、火祭りであって神に五穀豊穣、住民の健康安全・幸せを願う祭である。迫力があり見ている者に感動を与えてくれる。万灯祭は、三宅区をあげての最大のイベントである。
万灯祭当日は、夜7時30分に万灯山に設置した万灯に点火し祈りを捧げると共に、区民手づくりの祭を行う。出店、盆踊りを行う。盆踊りは手作りのやぐらを組み、盛大に行っている。老人会は盆踊りの事前練習会を設定し万灯祭を盛り上げている。踊りの輪以外にも観客が70~80名にもなる。大谷校区協議会の後援もいただいている。また、消防団、第1学院高等学校養父校からの協力も得て盛大な行事に仕上げている。他地域からの参加者も多数ある。しかし、三宅区役員をはじめ万灯祭の関係者は、65歳以上が3分の2以上になってきている。高齢化対策は喫緊の課題である。また、残念ながら若い人は、少しずつ万灯祭に対して関心が薄くなってきているようである。このまま年がたち推移していくと地域のコミュニティの崩壊にもつながりかねないと危惧する。今後、万灯祭のような伝統行事においても若い人の関心を高め、区民みんなで行事を行う機運を高めていくことが重要になってくる。このことにより地域のコミュニティの活性化が図られるのである。
上記の理由により、万灯祭を「継承」から未来志向で「創造」の視点を取り入れたものにしていくと同時に、区民が一体となって取り組んでいる万灯祭を子どもたちに体感させ、地域を誇りに思う気持ちを育みたい。
コミュニティ助成事業購入物品
ちょうちんソケット、やぐらかざり照明、祭やぐら組、紅白丸提灯、ポータブルワイヤレスアンプとマイク、テーブル(座卓、長机)、折りたたみベンチ、ホワイトボード、プロジェクター、やぐら装飾品、宝くじシール
万灯祭は三宅区だけの祭りではなくなってきています。これから三宅区の活性化を図っていくためには、内にも 外にも 開かれた
万灯祭 にしていきたいと思います。
・万灯祭を見に来てください
・万灯祭に参加をしてください
・いろいろな感想や意見をください
このようなことができればいいなと思います。